工事の流れ

1.初期調査

現場の現状をヒアリング、調査、確認いたします。

まずは、現地を伺い漏水状況などのヒアリングを行います。同日内で可能であれば、調査なども行いますが、安全上(足場必要性など)の関係上、それら準備を整えないと不可能な場合は、後日その費用も含めてご相談させていただきます。

調査内容は、対象部材の状態や構造体全体の状態、不具合発生時の条件や再現などを行い、報告書が提出できる状況になるまで行います。
必要に応じて複数日掛かることがございます。

2.書類の提出

「調査報告書」「補修工法検討書」を提出します。

現地調査にて得た情報を基に、まず予想される原因を明記した「調査報告書」を作成します。
次に、行うべき対策を検討した「補修工法検討書」を作成し、併せて提出します
(状況によっては合わせて1つで行います)。
必要に応じてその注意事項や材料に対する特殊な仕様条件、金型などの製作上の問題点なども明記します。
※この段階で、コンサル業務としての活動は終了となります。

3.各種調整

工事の要望、環境などのヒアリング、関係各所の調整を行います。

現地にて。工事を行う上での規模に伴う、工事用の事務所・水道・電気・トイレ・廃材コンテナ設置個所・駐車場などの条件、工事関係者と一般者の区分け方法やエリア区分、工事可能曜日や時間の調整、環境に関する要望や調整を関係各所からヒアリングを行います。

このとき、遠慮せずにできるだけ【わがまま】を言ってください。
ここをあいまいにすると工事進行に大きな影響がでたり、金額に差異が生じやすくなったります。

4.工事書類の提出

「工事計画書」「工事見積書」を提出します。

ヒアリングで伺った内容を基に、安全面や工程面を明記した「工事計画書」を作成します。
さらに今までに得た内容を総括し「工事見積書」を作成します。

この工事費用が大きく異なる場合は、値引きではなく工法などの再検討を行いながら予算を希望額に近づける作業を行います。
その一つの方法として、工事開始時期を変更すること、資材発注の時期を変更すること、支払い条件を変更することなどの方法もございますので、遠慮なくご相談ください。

弊社は、工事契約が成立した際は、今までに掛かった費用をお値引きすることにしております。
それでも他社の方でご発注を希望の場合は、それでも構いません。

ご提出したものが有償で提出されたものですので、その後のご活用は自由に行ってください。
ただし、「工事要領書」は弊社オリジナルのノウハウが凝縮されたものですので、工事契約成立以外の条件でご提出することはできません。

5.資材の発注、製造

必要資材の発注・製造(受注生産)をします。

必要資材の製作に取り掛かります。通常の場合は在庫対応で行いますが、数量が多い場合や在庫の状況、さらには色の指定や加工が必要な場合は数か月間の製作期間が必要です。
また、金型からの制作の場合、完成までに数カ月~半年間以上の期間が必要な場合もあります。

本製作は、すべて入金確認後に行いますので、ご了承ください。

6.工事開始

工事計画書に則り、報告・調整しながら工事を安全に進めます。

仮設計画、安全確保から始まり、いよいよ工事開始です。
常に「オーダー工事」であることを意識して、最初はテスト施工から行っていきます。
そこで各種報告書に変更を加えながら最終的な様々な決定を行います。
その後は、安全かつ正確に工事を進めてまいります。

これにともなう、報告や調整はすべて書面にて記録されるようにしております。

7.工事の完成

必要に応じて複数回の社内技術検査などを経て工事を完成させます。

社内技術部の判断により、定期的に社内技術検査が行われます。
たとえゼネコン様が合格を出して下さっても、弊社は不合格を出す事も辞さない覚悟で挑みます。

最後の完成検査を経て、工事は完成となります。

8.報告書の提出

「補修工事完成報告書」の提出をします。

最終的に「補修工事完成報告書」には、ヒアリングから工事完成までの全記録が差し替え不可能な状態で残るように、黒表紙できちんと製本され、1部提出されます。

本書は関係各所から非常に高いご評価をいただいております。

9.アフターメンテナンス

アフターメンテナンスの重要性

本工法は、例えばカラスが天敵で、カラスの習性により部分的に破壊されてしまうことがあります。
これらを補修によって修理することで、耐久年数を保証期間の2~3倍と飛躍的に向上させることができます。

若干のメンテナンス費用が伴うこともございますが、わずかな補修費用よりもはるかにメリットの方が大きいため、本サービスをご利用いただいている方がほとんどです。

メンテナンスの期間については、通常毎年1回としておりますが、仮設足場の有無や安全上の問題が生じる場所で、容易にメンテナンスができない場所は、要相談とさせていただきます。
しかし、原則として毎年メンテナンスができない場合、保証期間や内容に制限がかかることがありますのでご了承ください。