工事要領書とはどういうもの?

一般的には「適切な工事を進めるための内容を記載した報告書」を指します。
正しく見積もりをするために作成した「補修工法検討書」と「工事計画書」を基に、工事要領書は作られていきます。
この要領書を、お客様が理解できない内容は「あまりよくない要領書」ということになります。
そのため以下の条件をクリアしている内容であるべきです。
① どんな工事の仕様で補修するのか? (断面図などでわかりやすい説明があるか?)
② どれくらいの期間で、普段と異なりどんな制限があるのか?(図面や看板の種類の明記など)
③ 想定されるリスクや緊急時の対策や連絡方法があるか?(緊急時決定権の一時的な委譲や、緊急連絡網、リスクステージなどの明記)
一般的にゼネコンは、こういう書類を専門工事業者に提出をさせ、それをお客様に提出します。
規模にもよりますが、漏水補修工事にゼネコン登場の機会は少ないです。
そうなると、こういった書類が作れない、作らない工事会社や設計会社やコンサルタント会社が補修事に名乗りを上げることがほとんどのケースとなります。
こういった状況も含めて、当社のような面倒とも言われる専門性の高い資料を、毎回オーダーメイドで作成することができる会社は、【お客様のために】【設計事務所のために】【コンサルタント会社のために】【ゼネコンのために】といった、各ポジションのサポート役として存在意義を増やしつつあります。