Ulyseeed-Si工法の主な特徴
一般的なシーリング補修(打替改修工法、目地拡張工法、オーバーブリッジ工法)などでは補修できなかった漏水事象の場合、次の方法と言えば【屋根の葺替え】または【屋根の新設】という大掛かりな改修工事を選択せざるを得ませんでした。
その際「コスト問題」「操業休止問題」「騒音問題」「発生材処分問題」などさまざまな問題が生じ、なかなか現実的には工事を決定できず、その結果構造体の強度を低下させ、やむなく大工事を行わざるを得ないという流れになってしまいます。
『Ulyseeed-Si工法』 は、シーリング防水と建築ガスケット防水の利点を融合した補修工法であり、技術工法としての実績はすでに20年以上の歴史がある特殊工法です。
しかし、その補修方法には、さまざまなノウハウが必要であり、従来のシーリング補修工法やガスケット工法を行う、シーリング管理士やシーリング技能士では簡単に真似できないというハードルの高さゆえに、なかなか広がらないという市場背景があります。
実用化から30年以上が経過し、阪神淡路大震災や東日本大震災などの災害を経てもなお漏水しない、この強固な防水補修システムは、専門家から再度注目を浴びるようになりました。
しかし、これだけ年月が経過すると、市場で要望があっても当時の関係者が高齢化で引退をしており、技術継承が出来ていないという問題が起きました。
本補修工法を開発当初から携わり、独自の研究と進化を経て確立させた『Ulyseeed-Si工法』は、全世界の大型金属屋根やトップライトの補修ニーズにマッチした最適な工法と言えます。